月待ちの宵
こぼれるほどの花びらが、一斉に月を待つ。
空中に漂う微細な香りは、藍色に沈む空の中に溶けていく。
「僕はこれから後の時間の空の色が一番好きなんです。
フィルムでないと、その微妙な色は出ないんです。
僕が風景を撮るのは、その時しか出会えない一瞬に立ち合わせて頂いているからです。
出来上がった写真はその産物であり、おまけのようなものだと思っています。」
シャッターを切り続ける私に話しかけてきた人が、
そんな言葉を残して行った。
いくつかのアドバイスと、明日の早朝に行くという撮影場所の話と共に・・。
今日も来て下さってありがとう~
クリックもどうぞよろしく<(_ _)>
by hotaru_1210
| 2011-06-11 23:14
| 花