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風の彩り

守りたい尾瀬、伝えたい尾瀬

峠を登り、そしてずっと下ると、そこに広がる広大な湿原。
可憐に咲く山野草、一面の水芭蕉、池糠に浮かぶ浮島、風に揺れる白樺の梢・・・。
「夏が来れば思い出す、はるかな尾瀬遠い空・・」と歌われてきたように、そこは別世界なのです。
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今回も入山するときには、靴底をマットで拭いて入りました。
尾瀬の山野草をおびやかす外来種を持ち込まないためです。
けれども、マットのない出口の方が空いているので、そちらから入っていく人たちを見かけました。残念なことです。
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行く途中はこのように、人人・・・渋滞を引き起こしていましたよ。
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尾瀬では、木道の上を右側通行で歩くというルールが決まっています。
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ほとんどの人は守っているのですが、中には降りたり写真を撮ったりしている人も見かけました。踏まれた水芭蕉と、足跡です。
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尾瀬は、数万年前にせき止められた場所に泥炭が積もって湿地が出来たそうです。
そのスピードはなんと、1年に1ミリとのこと・・・。
これだけの湿原になるために、数万年かかっているのです。
もし私たちが一歩でも踏み込んだら、その数センチの深さの足跡を復帰するために何年かかるのでしょう。



山小屋の近くには水芭蕉に混じって、このようにスギナがたくさん生えていました。
以前来たときにも、ここにはオオバコなどの植物が繁茂しており、だんだん広がっているように見えました。
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2005年にラムサール条約に登録された尾瀬・・。
この貴重な尾瀬を守るために、私たちはどうしたらよいのでしょうか。
次回、もう一度考えて見たいと思います。



今日も来てくださってありがとう~
思い入れのある尾瀬です。ちょっと熱く語ってしまいました^^

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by hotaru_1210 | 2008-06-07 11:24 | 湿原