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風の彩り

イギリス出国 イギリス-26最終章

最後に2連泊したパディントンのホテルの、私たちの部屋。地階にあるが、光が差し込むようになっている。
シングルベッドが3つの、広くて清潔な部屋だった。
今回の旅を通じて、娘が厳選してくれたホテルは、
値段はさほどではないのに、サービスや居心地のとてもよいホテルばかりだった。
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関西に住む娘は、成田に帰る私たちのために、1日遅れで帰国する。
私たちが迷わないようにヒースロー空港まで送ってくれるのだ。
荷物が増えたのでタクシーにしてほしいという私に、荷物を持ってあげるからと娘・・。結局最後も歩きだった(笑)
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パディントン駅から、ヒースローエクスプレスに乗る。
来た時は空港から地下鉄で市内に入ったが、帰りは時間短縮のために少しぜいたくをしている。
ロンドンでパディントンを起点にしたのは、コッツウォルズと直結していて、ヒースローにも便が良いからだ。
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ゆったりとした席に坐ったが、この後乗客はどんどん増えて満員となった。
スーツケースは別の場所に置いてあるので、念のためチェーン(鍵)を付けて来た。
列車は出発し、ヒースローに直行した。
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空港では娘が手際よく受付をしてくれて荷物を預け、搭乗までしばらくおしゃべりをしていた。
周囲には別れを惜しむ人たちの、ドラマチックなあるいは親愛の場面が、あちこちで展開していた。
私たちも娘に別れを告げて、機内の人になった。
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10月3日午前11時45分(イギリス時間)発、ヴァージンアトランティック・エアーライン。
帰りも窓際の席で、移りゆく風景を楽しんだ。
次第にイギリスの国土が下に下がっていく。
なだらかな丘が広がる。
この国は農業国なんだなと思わせるほど緑が多くて、工場はほとんど見かけなかった。
道の両側に並ぶ家々は、統一感のある色彩で、日本のように自己主張のある色を使ってはいない。
それも小さな粒となって、そして窓のブラインドを下げるようにアナウンスがあった。
機内で何度か食事や飲み物のサービスを受けて、少しずつ夜の方へ、日付変更線の方へと進む。
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そして、日没。
頭は冴えて、少しも眠くならない。
が、目を閉じて、この旅を振り返った。
たくさんの人々の触れ合い。親切を何度も何度も頂いた。
手作りの旅だから味わえた、いくつものアクシデントとその解決、達成感。
それも事前に入念に現地とのやり取りをし、周到な準備をしてくれた娘のお蔭だ。
地図を片手に私たちの前を歩き、ハプニングにも沈着に対処して、無事に帰路に着かせてくれた娘に、ここで感謝だ^^
「私はあなたのことを忘れないでしょう。」とウィンダミアの女性に言ったように、
私は今回の旅でのたくさんのことを忘れたくないと思う。

そして美しいイギリスの国。
(お気づきだったでしょうか、イギリスには地上に電線がなかったのです!)
礼儀正しくフレンドリーな人々、子供や犬までも・・。
一朝一夕のことではなく、伝統と文化の成熟度を感じた。
憧れのイギリスだったが、行ってみて想像以上に良い印象になった^^
いつかまた、行けたらいいなと思う・・・
おそらく、たくさんの事情から、このような海外旅行は難しいことと思うけれど・・

翌日9時30分(日本時間)、私たちは無事に、少し暑いくらいに感じられた日本の土を踏んだ。
そして、私を送り出し留守を守ってくれた人たち、楽しい旅を共有した友達にも改めて感謝して、この旅を終えた。

*長いこと連載しました^^
最後までお付き合い頂いた皆様、本当にありがとう~<(_ _)>

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by hotaru_1210 | 2012-11-12 22:12 |